「AGA治療は中高年がするもの」というイメージがあるかもしれませんが、実は医学的には「若ければ若いほど治療効果が出やすい」というのが定説です。20代で薄毛が発症するということは、それだけ男性ホルモンの影響を強く受けているか、感受性が高いことを意味し、進行スピードが速い傾向にありますが、逆に言えば毛母細胞自体の寿命はまだ残っており、休止しているだけの毛根が多い状態でもあります。この段階で適切な治療(主にフィナステリドやデュタステリドの内服)を開始すれば、ヘアサイクルを正常に戻すだけで、劇的に髪が復活する可能性が高いのです。実際に、20代の患者さんの多くが、治療開始から半年〜1年程度で「薄毛が気にならなくなった」というレベルまで回復しています。これが40代、50代になって毛根が完全に委縮してしまってからでは、同じ薬を使ってもここまでの効果は望めません。また、20代であれば、薬だけで十分な効果が得られることが多く、高額な自毛植毛などの外科的治療を行わなくて済むため、トータルでの経済的負担も抑えられます。「薬を一生飲み続けなければならないのか」という不安もあるでしょうが、ある程度改善した後は薬の量を減らして維持療法に切り替えることも可能です。副作用のリスクもゼロではありませんが、医師の管理下であればコントロール可能です。若いうちの投資はリターンが大きいというのは、金融だけでなく髪の世界でも同じこと。恥ずかしがらずに医療の力を借りることが、最も賢い選択肢と言えるでしょう。