薄毛

子供の頭皮ケア、正しいシャンプー法

小学生のお子さんの髪や頭皮を健やかに保つためには、毎日のシャンプー習慣がとても大切です。間違った方法で洗っていると、頭皮を傷つけたり、汚れが残ったりして、フケやかゆみ、抜け毛などのトラブルの原因になることもあります。正しいシャンプーの仕方を親子で確認してみましょう。まず、「シャンプー選び」です。子供の頭皮は大人よりもデリケートなので、洗浄力がマイルドで、できるだけ刺激の少ない、子供向けのシャンプーを選ぶのがおすすめです。アミノ酸系の洗浄成分などが比較的優しいでしょう。香料や着色料などが少ない、シンプルなものが安心です。次に、「洗う前の準備」です。シャンプー前には、まずブラッシングをして、髪のもつれを解き、ホコリなどの大きな汚れを落としておきましょう。これにより、シャンプーの泡立ちが良くなり、髪への摩擦も減らせます。そして、「予洗い」をしっかり行います。シャンプー剤をつける前に、ぬるま湯(38度程度が目安)で頭皮と髪全体を1〜2分程度、しっかりと濡らします。これだけでも、汗やホコリなどの汚れのかなりの部分が落ちると言われています。「シャンプーの泡立て」もポイントです。シャンプー剤を直接頭皮につけるのではなく、手のひらでよく泡立ててから、髪全体になじませます。泡がクッションとなり、髪や頭皮への摩擦を防ぎます。「洗い方」は、爪を立てずに「指の腹」を使って、頭皮を優しくマッサージするように洗いましょう。特に、汗をかきやすい生え際や、皮脂の分泌が多い頭頂部、そして洗いにくい後頭部なども意識して、丁寧に洗います。ゴシゴシと強く擦らないように注意してください。「すすぎ」は最も重要です。シャンプー剤が頭皮や髪に残っていると、トラブルの原因になります。洗う時間以上にかけるつもりで、シャワーの水流を使い、髪の根元から毛先まで、ヌルつきが完全になくなるまで、念入りにすすぎましょう。耳の後ろや首筋なども忘れずに。コンディショナーやリンスを使う場合は、頭皮につかないように毛先中心につけ、これもよくすすぎましょう。最後に「乾かす」こと。濡れたまま放置せず、タオルで優しく水分を拭き取り、ドライヤーで根元からしっかりと乾かしてあげましょう。正しいシャンプー方法を習慣づけることが、お子さんの健やかな頭皮環境を守るための基本です。