毎日のシャンプーでは落としきれない頑固な皮脂汚れや、毛穴の奥に詰まった角栓(過酸化脂質)を取り除くために効果的なのが、週に1〜2回の「オイルクレンジング」です。酸化した皮脂はシャンプーの界面活性剤だけでは落ちにくく、放置すると毛穴を塞いで髪の成長を妨げたり、嫌なニオイの原因になったりします。しかし、「油は油で落とす」という原理を利用すれば、頭皮に負担をかけずにスッキリと除去することができます。使用するのは、頭皮用のクレンジングオイルか、ホホバオイルやアルガンオイルなどの天然植物オイルがおすすめです(食用のサラダ油などは酸化しやすいため避けましょう)。方法は、シャンプー前の乾いた頭皮にオイルをたっぷりと塗布し、指の腹で優しくマッサージしながら馴染ませます。5〜10分ほど置いて汚れを浮き上がらせた後、少量のお湯を加えて乳化させ、しっかりと洗い流してから通常のシャンプーを行います。このひと手間で、頭皮が軽く呼吸できるような感覚になり、根元の立ち上がりが良くなるのを実感できるはずです。また、オイルのマッサージ効果で血行も促進され、頭皮の柔軟性もアップします。ただし、やりすぎは必要な皮脂まで奪ってしまうため、週1回程度を目安に行いましょう。週末のスペシャルケアとして取り入れることで、頭皮環境をリセットし、常にクリーンな状態を保つことができます。頭皮環境を悪化させる最大の外的要因の一つが「紫外線」です。頭頂部は体の中で最も太陽に近く、顔の3倍以上の紫外線を浴びていると言われていますが、無防備なまま晒している人が少なくありません。紫外線は頭皮の水分を奪って乾燥させ(光老化)、コラーゲンを破壊して弾力を失わせ、毛母細胞にダメージを与えて抜け毛や白髪を誘発します。さらに、皮脂を酸化させて過酸化脂質に変え、毛穴詰まりや炎症の原因にもなります。これらのダメージを防ぐためには、顔と同じように頭皮もUVケアをすることが必須です。最も手軽で効果的なのは「帽子」や「日傘」の使用です。通気性の良い素材やUVカット加工されたものを選び、物理的に紫外線を遮断しましょう。帽子が被れない状況では、髪や頭皮用の「日焼け止めスプレー」が便利です。外出前にシューっとひと吹きするだけで手軽に対策ができます。
オイルクレンジングで毛穴の大掃除