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冬の抜け毛に悩んだ私が試して良かった3つのこと
毎年、冬が近づくと、私は少し憂鬱な気持ちになっていました。原因は、お風呂の排水溝に溜まる抜け毛の量です。夏や秋に比べて、明らかに髪の毛がたくさん抜けている。鏡を見ると、心なしか頭頂部の分け目が目立つような気もして、「このまま薄くなってしまったらどうしよう」という不安でいっぱいでした。高価な育毛剤を買おうか、専門のクリニックに行くべきか、色々と悩んだ末、まずは自分でできることから試してみようと決意しました。そして、私が実践した中で、特に効果を感じられたのが三つの習慣です。一つ目は、「頭皮マッサージの徹底」です。シャンプーの時だけでなく、お風呂上がりや寝る前にも、指の腹を使って頭皮全体を優しく揉みほぐすようにしました。特に、血行が悪くなりやすい頭頂部や、凝り固まりがちな側頭部を重点的にマッサージ。最初は硬かった頭皮が、続けるうちに少しずつ柔らかく動くようになっていくのが分かりました。血が巡っているような、じんわりと温かい感覚があり、とても気持ちが良かったです。二つ目は、「タンパク質と鉄分の積極的な摂取」です。髪はタンパク質からできていると知り、それまでのパンやパスタ中心の食事を見直し、朝食に卵や納豆、昼食や夕食には鶏むね肉や赤身の魚を意識して取り入れるようにしました。また、女性に不足しがちな鉄分も髪に重要だと聞き、ほうれん草やレバーを食事に加えたところ、髪だけでなく、体全体の調子も良くなったように感じます。三つ目は、「寝る前のホットタオル」です。質の良い睡眠が髪に良いと知り、リラックス効果を高めるために始めました。濡らしたタオルを電子レンジで1分ほど温め、それをビニール袋に入れて首の後ろに当てるだけ。じんわりとした温かさが首や肩の凝りをほぐし、驚くほどすんなりと眠りにつけるようになりました。これらの習慣を1ヶ月ほど続けた頃、ふと気づくと、排水溝の抜け毛が明らかに減っていました。劇的な変化ではありませんが、一つ一つの地道なケアが、ちゃんと髪に届いているのだと実感できた瞬間でした。冬の薄毛は、生活を見直す良い機会なのだと、今では前向きに捉えています。